芝浦ゲートウェイクリニックの中川です。

ちょっぴり涼しくなりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか

さて、今日は ビタミンD についてまとめてみました。　ビタミンAと同様に脂溶性のビタミンです。

少し前にビタミンD3が免疫に効くと話題になっておりましたね

ビタミンDにはD2とD3があり、D2は植物由来で椎茸が有名です。D3は動物由来で、サケ、サンマなどの魚、卵、肝臓などに多いです。

皮膚からは紫外線の作用によりD3が作られますので、日射しを浴びることはとても意義のあるものです　夏場の関東で一日10～20分の日光浴で10μg作られるそうです

ビタミンDの目安量は成人男女で一日5.5μgなので、日光浴はとても意義深いものがありますね

なので、通勤通学で毎日10分くらい歩けば問題なくクリア出来る栄養素です

しかし、緯度の高い地方に多く発症するような免疫疾患と日照時間との関係が指摘されていること、欠乏により簡単に欠乏症状が出るので、必須の栄養素の仲間入りをしています。

また、乾燥椎茸が最近は天日干しでなく機械による乾燥が増えているので、椎茸のビタミンDは期待する量を摂れないのかもしれません　キクラゲもビタミンDが豊富ですので、改めて日光が私達に与えてくれる恵みの大きさを感じます

さて、ビタミンDの作用はというと、一番は血液中のカルシウムやリンの濃度の調節です。いわばホルモンの様に働いているので、この栄養素の必要性を考えるならばカルシウムやリンについて知る必要があります

他に免疫に関与していて、ナチュラルキラー細胞やマクロファージの貪食作用を活性化させるので、インフルエンザの時期には積極的に摂りたい栄養素です

また、ビタミンDは細胞膜を容易に通過して核遺伝子に働き、作用を発揮します。

卵は細胞膜の成分であるレシチンとビタミンDも含まれていますので、お薦めの食材です。

生しいたけを買って日の当たる場所で2～3時間天日干しにするといいです。そして、みじん切りにしてハンバーグの具に混ぜると旨味と栄養素の吸収が期待出来ます

私は、ニンニク、生姜を炒め、ひき肉又は鮭、野菜、しいたけ、レンズ豆の具沢山スープで一気に栄養補給をしています。味付けは天然塩、ブラックペッパーと野菜のおだしで(*≧∀≦*)

それでは、また