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田町駅が最寄りの『芝浦ゲートウェイクリニック』は、免疫力をみる血液検査、がん等の難治性の病気に対し、同種白血球輸注療法を行っているクリニックです。

MCI【軽度認知障害】2

皆さま、こんにちはニコニコ

今回は前回の予告どおり、【MCI】の改善に有効とされている対策のお話をしようと思います。

 

前回述べたように、MCIは早期に適切な対策を行うことで認知症の発症を遅らせる可能性があります。早い段階で発見し、対策することで、認知症の症状が最後まで出なくてすむケースもありますので、しっかり対策していきましょう!ウインク

認知症になりにくい生活習慣への改善

1.食習慣を見直す
2.適度な運動をする
3.脳のトレーニングをする
4.睡眠の改善
[食習慣]
(ビタミンC・E、β-カロチン)をよく摂る。→野菜、果物
(DHA、EPA)をよく摂る。→魚
(ポリフェノール)をよく摂る。→赤ワイン、ココア(カカオ)、ターメリック(ウコン)
上記の食品を積極的に摂ることが推奨されています。抗酸化物質と呼ばれるものですね。これらの食品を摂ることで神経細胞を傷付ける活性酸素に対抗しましょう。
※赤ワインはアルコール、果物やココアは糖分が過剰になっては逆効果なので、適量を守りましょう!!
[運動習慣を持ちましょう]
お勧めの運動は『有酸素運動』です。血流が良くなり、脳への血流量も増えます。さらに、運動で刺激された筋肉より放出された成長ホルモンには、脳の神経細胞の活性化や神経伝達機能を向上させる働きがあります。また、運動をすると、認知症の原因物質とされるアミロイドβを分解する酵素が活性化され、その蓄積を防ぐという報告もあるようです。30分程度の運動を週に3回以上が理想です。
[認知トレーニング]
認知症では記憶力だけでなく、集中力や計算力にも障害が起こることがあります。新しいことに取り組むことは脳のトレーニングになります。以前から興味があったものから試してみると良いかもしれませんね。ゲームや楽器の演奏のほか、計算や日記、他人との会話だけでも認知トレーニングになります。
運動にデュアルタスクを取り入れるのも良いです。デュアルタスクとは、2つのことを同時に行う動作を言います。例えば、『簡単な計算しながらウォーキング』や『しりとりしながら踏み台昇降』などです。ふたつのことを同時に行うことで脳の血流量がより増え、認知症予防に効果的です。
[睡眠]
睡眠中の脳の活動の1つに、脳にたまった老廃物の排出があります。脳脊髄液が循環して回収しているのですが、睡眠不足や睡眠障害があると脳脊髄液の循環が滞り、老廃物の排出がうまくいかずに蓄積してしまいます。アミロイドβも老廃物の1つですから、その排出を促すために質の良い睡眠をとるようにしましょう。
※ただし、お昼寝は30分以上してしまうと逆効果なので注意しましょう。
いかがでしょうか。始めてみようと思えるものはありましたか?照れ
今回ご紹介した以外にも、たくさんの対策がありますので、皆さんもご自分が楽しく取り組めそうな方法を探してみて下さいね。