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田町駅が最寄りの『芝浦ゲートウェイクリニック』は、免疫力をみる血液検査、がん等の難治性の病気に対し、同種白血球輸注療法を行っているクリニックです。

新型コロナとの戦い

2021年が明けて、ますます新型コロナウイルスが猛威を振るい、私たちの日常に影を落としています。あらゆるタイプの変異種も確認され、心配のタネはつきません。

ここでもう一度COVID-19(新型コロナウイルス)について再認識をしておきましょう。

持久戦を余儀なくされている今、敵を知り己の成すべき事をしっかりと行い賢い対応をする事が大切です。

 

まずウイルスとは、生物と非生物のどちらなのか分かっていませんが(未だ論争中)、生命活動をしている時は、人間や動物にとって一番小さな病原体です。とてもとても小さく、髪の毛の約1,000分の1。想像つかない位小さいですよね。ですから感染者の飛沫の中に数億、数十億個のウイルスがいるというのも頷けます。

 

そこでマスクが必須。大気が乾燥しているこの時期、できるだけマスクをし感染を予防する事です。そしてマスクはなるべく不織布が良い。不織布マスクは、吸い込み飛沫量が30%吐き出し飛沫量が20%と感染予防に優れています。ちなみに布マスクは、吸い込み55〜65%吐き出し18〜34%ウレタンマスクでは、吸い込み60〜70%吐き出し50%とかなり低くなり、フェイスシールドに至っては、吸い込み効果なし吐き出し80%と無いよりマシな程度になってしまいます。人に対面する時や人混みの中では、鼻を出さずに不織布マスクをしっかりして、予防して行きましょう。

 

また、新型コロナウイルスは感染者の体外から出てから長く生きている(感染力がある)という事ですが、丁寧に手洗いをし、こまめに手指消毒をしていれば、そんなに神経質になる必要はありません。段ボールの上で24時間生きていたと言っても、ウイルスの寿命を追跡しただけの事であって、そのウイルスの感染力と直接関わる事ではありません。感染者がその段ボールの上でマスクもせず咳をしたばかりだったら別ですが。公共の場、公共交通機関などで、やたらにいろいろな所や物を触らないこと。触ってしまったらよ〜く手洗いをしてOK。あと、サージカルマスクの表面もウイルスが7〜8日生きていた例もあるので、マスクの扱いにも注意が必要ですね。

 

次にウイルスは、変異しやすいという事。ウイルスは、細胞を持たず殻(カプシド)と核酸(DNAかRNA)から成り立っています。またエンべローブという脂肪の膜が有るタイプと無いタイプに分かれ、新型コロナはエンべローブが有るタイプなので、アルコール消毒が有効なのです。

そしてウイルスは細胞を持たないので、宿主の細胞を乗っ取り、物凄い勢いで増えていきます。その時にミスプリントを起こすのです。多分沢山生まれたミスプリントのDNAやRNAを持つ変異ウイルスの中で、弱い変異や出来損ないは淘汰され、有利に生き残った変異ウイルスがより増殖しやすい条件を手に入れるのです。だから見つかった変異種は、強くて当たり前なのです。

強い変異ウイルスに怯えるのではなく、免疫を強めて行きましょう

次回免疫を強くするに続きます