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田町駅が最寄りの『芝浦ゲートウェイクリニック』は、免疫力をみる血液検査、がん等の難治性の病気に対し、同種白血球輸注療法を行っているクリニックです。

マインドフルネス

前回「春先の不調を乗り切る」でマインドフルネスの呼吸法をご紹介しました。

今回は、そのマインドフルネスについて触れてみましょう。

マインドフルネスの語義は、「今この瞬間に気づき、ありのままを観る」ということ。

仏教の教えから来ていて、詳しい内容は、https://ja.m.wikipedia.org/wiki/マインドフルネス を一つの参考となさってください。

私がお話したいのは、「今この瞬間に気づき、ありのままを観る」の解釈です。

 

現代人の頭の中は、とても忙しいです。昨日起きた事、さっきあった会話の内容、この先〜が起きたら困る…明日〜が出来なかったらどうしよう…etc

過去の事、未来の事で頭がいっぱいで、そこから次々と関連する思考へと展開していったりして、とにかく忙しいデスよね。 今、貴方は?

今、ここの貴方は息を吸う時どこが膨らみますか?胸の辺りですか?お腹の方ですか?今耳を澄ませると何が聞こえますか?寒いですか?暑いですか?心地いいですか?と、今ここの貴方に気づくことが出来れば、無意識に働いていた思考が停止します。すると深い静寂が訪れ、今やるべきことに集中出来ます。心が穏やかになります。その今にストレスを感じません。

 

過去の記憶や未来の想像から解放された、今を味わい感じるために、呼吸法がありその先に瞑想があるのです。

前回ご紹介した呼吸法、呼吸に集中させるために7秒で吸って10秒で吐くと言うやり方ですが、呼吸法に慣れてきたら、数を数えるのをやめて、静かに息を吸っていく時の身体の状態を眺めることがいいですね。今身体が膨らんでいく膨らんでいく…というように。慣れて来たら、言葉にするのをやめましょう。呼吸によって、ただ身体が膨らんで萎んでいくのを感じましょう、眺めましょう。

 

【軽く目を閉じるか、半眼(力を抜いた薄眼の状態)で先の呼吸法を数分行い、思考が止まり、心静かになったところで、耳を澄まして今聞こえる音に集中する。何の音であるかは言葉にせず、意味を持たせず、ただ聞こえて来るのを眺める。勿論、思考、雑念は浮かんできますが、「思考だ、雑念だ」としてそれさえも眺める。】

 

と、【 】内でマインドフルネス瞑想の入り口を紹介させていただきました。マインドフルネスの呼吸法や瞑想は、医療の分野(精神的なもの、疼痛の寛解etc )はもとより、一流企業、学校などでも取り入れられています。朝5〜10分の呼吸法や瞑想によって、集中力が高まり、仕事や学業の成績の向上や人間関係においても良い改善が認められているそうです。

 

心穏やかに今を生きるために、皆さんもマインドフルネス呼吸法から試してみませんか?