春先の不調を乗り切る
春先の不調を乗り切る
2月も半ばになり、朝晩はまだ寒いけれども、日中はポカポカと春めいた暖かな日が増え、三寒四温なる表現の時節になって来ました。この頃から注意したいのが、寒暖差や気圧の変化による体調不良ですね。
今頃から「春バテ」予防に自律神経のバランスをとって、新年度、気持ちのいい春を迎えようではありませんか。
自律神経の調整で一番に言われているのは、生活のリズムを整える事です。勿論その上での方法として、適度な運動や夜ゆったりと温めの入浴、アロマでリラックスなどがありますが、私がお勧めしたいのは、呼吸法です。
呼吸法も色々ありますが、簡単でやり易い「マインドフルネスの呼吸法」をお勧めします。
「マインドフルネス」については、次回詳しく説明させていただき、今回は、実践法をお知らせしたいと思います。
1. 背筋を伸ばし、椅子にあさく腰かける。
2. 軽く目を閉じ、舌先を前歯の裏辺りに軽く当てる。(顎の緊張を解く為)
3. ゆっくり7秒かけて鼻から息を吸う。
4. 鼻腔から空気が入って行き、お腹が徐々に膨らんで行くのを注意深く観 察する
5. そして吐く時は、10秒かけてゆっくり吐いていく。
この時も息の状態や身体の動きなどの変化に気づくように、観察する。
1~5を最初は3分ほど行い、慣れて来たら5分程に伸ばす。
呼吸と静かに自分の体に集中する事によって、心静かになり、自分の色々に気づいていく様になります。初めのうちは呼吸に集中しながらでも、色々な思考が湧いてくるのが普通です。が、その思考に息吹を注がずに、眺めてください。必ず消えます。しばらくの間、湧いては消え湧いては消えていく思考をただ見つめていてください。あるがままに。
一瞬でも何も考えない静寂が訪れたら、脳の疲れが取れる第一歩です。
この呼吸法は、普段忙し過ぎる頭の回転を休めて脳の疲れを癒し、脳がリフレッシュすることにより自律神経も整って行きます。1日朝晩2回がお勧めです。
次回マインドフルネスについて、少し詳しく踏み込んでみましょう。