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田町駅が最寄りの『芝浦ゲートウェイクリニック』は、免疫力をみる血液検査、がん等の難治性の病気に対し、同種白血球輸注療法を行っているクリニックです。

梅の花

3月に入って暖かい日が増え、桜の便りが待ち遠しい今日この頃です。「梅まつり」なる行事も終わった頃ですが、先週梅ヶ丘の羽根木公園へ「梅花見」に行ったので、梅のお話でもしようかと思います。
平安時代に「花見」というと「桜」でなく「梅」だったそうで、平安貴族たちは、「梅の花」を愛でて、競って和歌にしたそうです。万葉集に118首も歌われているそうです。ところが、平安時代も後期になると、一斉に咲き誇り潔く散ってゆく儚さから、「花」と言えば「桜」に移って行ったそうです。

確かに桜は、咲いている期間が短いので見頃が限られ、早々に「花見」の日取りを決めなければと、咲き始めから落ち着きません。それに比べ、梅は長くゆっくり楽しめます。気持ちもゆったり、ゆっくり「花見」の日程を決められます。私たちも、余裕で「梅花見」の日にちを決めました。

ところが、その日は雨。雪になるかもという天気予報を後目に、「氷雨に梅も一興」と友人と羽根木公園へ。初めて訪れた羽根木公園は、思ったよりとても広く、白梅、紅梅、枝垂れと、見事な数の梅でした。傘を片手にシャッターを押していたので、あまり良い写真は撮れませんでした(言い訳)が、一応アップしました。梅ヶ丘に住む友人曰く、「寒いけど、雨で無かったら、人混みで呑気に写真どころじゃなくて、小道は、立ち止まる事も出来まかったかもね。」そうです、雨でよかったのです。人が少なく、ゆっくり梅の花の美しさを堪能できたのですから。一本一本に梅の名前のプレートがあって、白で言えば「白加賀」「南高」とか紅で言えば「紅梅」「緋梅」「楊貴妃」などと名前を見ながら楽しめました。

ところで皆さん、白梅と紅梅って花の色で分けられているのではないって、知っていましたか?なんと、木の幹の色で分けられているのですって。この写真が、斬ったばかりの木の幹の色です。見事に美しい白色と紅色ですよね。ちょっとびっくりしちゃいました。なので、白梅に赤やピンクの花が咲いていたり、紅梅に白い花が咲いていたりするそうです。

白梅は、実梅とも言い果実を食べ、紅梅は花梅と言い観賞用と材木として広く活用されて来たそうです。

 

今回の「梅花見」は、花をよーく観察して花の色に惑わされず、白梅紅梅を見分けながら楽しみました。花の芯や萼が赤っぽいか、青っぽいかで大体見分けがつくそうです。因みに私が好きな梅の花は、豊後梅です。「杏」と交配した品種で、白でも薄桃色でも、大輪で可愛いです。これは白梅です。

まだまだ寒い日が続くみたいなので、梅の花も十分に楽しめますよ。皆さんも「梅花見」いかがですか?