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田町駅が最寄りの『芝浦ゲートウェイクリニック』は、免疫力をみる血液検査、がん等の難治性の病気に対し、同種白血球輸注療法を行っているクリニックです。

血球検査 プラーク

こんにちは!
寒さが厳しくなって参りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

今日は久々に血球写真を覗いてみようと思います!!

検査をしていると、時々血液成分とは思えないような結晶のようなものを見ることがあります。
これらはプラークといいます。

(写真参照)

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ガラスが砕けたような結晶のようなものが写っています。これは、動脈硬化性プラークと言って、中性脂肪の比率が高く、体内のPHの変動やミネラル不足が原因でおこります。
症状としては、高血圧になったり、動脈閉塞を起こすことがあります。

この方は、やはり高血圧、糖尿病、関節リウマチがありました。

食事は気を付けているようでしたが、継続したアウトポイントがありました。

それは、睡眠の不足です。

この方の平均睡眠時間は4時間~5時間でした。

アメリカの肥満学会による研究結果で、
睡眠時間7~9時間の人に比べて4時間以下の人の肥満になりやすい傾向は73%、5時間の人は50%というデータがありました。

この方が肥満であったというわけではありませんが、往々にして体重の増加と生活習慣病の発生率は比例しています。

なぜ、睡眠不足は肥満になりやすいのでしょうか??

睡眠不足に陥るとグレリンとレプチンという食欲を調整するホルモンに影響が出ます。グレリンは食欲を増し、レプチンは食欲を抑制します。
睡眠不足では、グレリンが刺激され、レプチンは抑制に働きます。そのため、過食に傾く傾向にあります。

肥満になると、レプチンの働きは鈍くなり、悪循環に陥ります。

食事に気を付けているつもりでも、カロリーオーバーになっている可能性もあります。
グレリンの影響で、ラーメンとか油っこいものを欲してしまうのです。
お肉や麺、パンが多く野菜海藻少なめの食事は酸性に傾き、ミネラル不足になります。
更に、睡眠不足では成長ホルモンの分泌も不足し、代謝に悪影響を与えてしまいます。

食べないように気を付けていても、食べたものを充分に代謝出来ずにいて、血中に残ってしまうと思われます。

バランスの良い食事の見直しというのは必須ですが、如何に睡眠を確保するかが、更なる健康への鍵になるかと思います。

前述のとおり、寝ている間には他に成長ホルモンやコルチゾールも分泌されますが、これらは脂肪燃焼を助けてくれます。

コルチゾールは午前3時、明け方や起床後に分泌のピークを迎えますが成長ホルモンは就寝後の深い眠りの間にピークを迎えます。
これらの分泌のピークが重ならない睡眠のサイクルがベストと言われています。

睡眠を調べていて、午後9時半に寝て3時半に起きるようにしたら六時間でも辛くなくなったとおっしゃる方がいらっしゃいました。これは、睡眠のサイクルとホルモン分泌のタイミングが上手くいったのではないかと思います。

7時間とれない場合は、質を上げる工夫が必要ですね。

明るい部屋ではメラトニンの分泌が悪く、睡眠の質を妨げてしまいます。そういった場合は遮光の効いた部屋で寝て、起きたら直ぐにカーテンを開けて日の光を浴びたり、運動不足であれば、意識して筋肉を使う工夫をして、生活にメリハリをつけるのも大切です。

もし、悩みがあるならば、書き出して整理をつけるといいです。頭の中で考えているより実際はシンプルだったりします。そして、それが今考えたところで、どうにも動かないならば、考えるのを止めて寝てしまいましょう。考えても考えなくても結果、何も変化が起こらないならば、悩んでいる時間は苦痛です。同じ時間を過ごすなら楽しい方がいいですよねひらめき電球

副交感神経も活性化して、腸内環境も整いリンパ球も活性化します音譜

忙しい現代人、睡眠確保で更なる健康と繁栄を!!