タンポポの羽
こんにちは!
今日も血球検査のお写真を解説したいと思います。
(写真参照)
赤血球の周りに白い綿毛のようなものが写っています。これは、ダンデライオン・パフと呼ばれています。日本語にしますと、タンポポの「綿毛」ないし「羽」でしょうか?
これは、フィブリンと言って蛋白質の一種ですが、血液凝固に関与する物質で、炎症があるときにも多くなります。また、フィブリンはプラスの電荷ですので、これが多いと血液はくっつきやすくなります。
これは、アルコール、薬物、抗生物質、タバコ、コーヒー、過度の炭水化物(過度のフルーツ摂取も含む)が原因で、毒素が蓄積して肝臓に負担がかかっていることを意味しています。
またこの様な写真の場合、自己免疫性の悪化しやすい病気を見ることがあります。
多発性硬化症や重症筋無力症、筋萎縮性軸索硬化症などの神経難病も、時に見ることがあるそうです
この写真の方はアレルギー、蓄膿症、気管支炎、膀胱炎などの既往がありました。
お食事は朝はパンにカフェ・オ・レ、昼はご飯かお餅にみそ汁というお食事と間食に大福、煎餅、チョコ。
睡眠は平均4、5時間でした。
この様な血球写真の場合、ビタミンB群の多い食物、生野菜のように酵素の多い食物、ミネラル、腸内環境を整える乳酸菌が助けになります
ビタミンB1の多い食物としては、豚肉、うなぎ、玄米、胚芽米、大豆などがあります。
また、腸内環境を整える乳酸菌には、チーズ、ヨーグルト、味噌ですね
炭水化物に偏ったお食事はビタミンB群、特にビタミンB1を消費します。
(アルツハイマー型認知症の方は血液中のビタミンB1が低い傾向があると言われています。)睡眠不足はまた、交感神経が過緊張状態になりますので、顆粒球が増大してアレルギーを起こしやすくなります。ですから、睡眠と食事の見直しでかなり変化が起こりそうですね
まめ
ごま
わかめ
やさい
さかな
しいたけ
いも
というのをご存知でしょうか?
日本のバランスの良いお食事の目安として、食事療法に詳しい方の間でよく言われる言葉ですが、私も意識して取り入れています
毎日のお食事の中で「あれ?今日ゴマ摂ったかな?」とか、「魚食べてないな~、芋少ない」と気がつきます。
少いものを取り入れるようにしていってください。
実際に脂肪肝が改善された方もいらっしゃいます