ぬか漬け始めました
美味しい漬物食べたくなって、「発酵ぬか床」買ってきました。
はじめまして、今回からコラムを担当させていただきます高橋です。
TVの美容番組でぬか漬けの特集を見ていましたら、便秘解消、美肌効果からの切り口で、漬物の乳酸菌パワーが腸内フローラを整える、という流れでした。ここまでは予想できたのですが、その後からが目から鱗でした。なんと、ヨーグルトなどの乳製品由来の乳酸菌より漬物由来の植物性乳酸菌の方がとっても強い。腸で生きる力がとても強いのです。
試験管に人工的に作った胃液と腸液を入れた中に、それぞれ漬物由来の乳酸菌、乳製品由来の乳酸菌を入れて経過観察すると、7時間後には、漬物の乳酸菌がほとんど生きているのに対し乳製品の乳酸菌は、60%以上死滅していたのです。もちろん乳製品由来の乳酸菌は、生きて腸まで届くという製品です。こんなに差がひらくと思ってもみませんでした。
この実験に携わった食品メーカーの研究員の方も驚いて、何度も確認したと言っていました。なるほど、漬物の乳酸菌は身体にいい、キムチなども美容健康に良いと言われてきた所以なのだと心から納得しました。
そして、生き残った漬物由来の乳酸菌を寒天培地の中心に塗抹し、悪玉菌を端に塗抹して増殖させると、悪玉菌はどんどん増殖していくのですが、周囲に輪を描くように広がり中心に向かって一定の距離までしか増殖出来ません。漬物由来の乳酸菌が、悪玉菌を寄せ付けないのです。
詳しい内容は、下記にアクセスして実験結果などをご覧ください。
ぬか漬け
にんじん、ミニトマト、胡瓜、山芋
さて、身体に良いということもあるけれど、TV画面で見ていたぬか漬けのなんと美味しそうなことか。正直言って、普段から漬物にほとんど興味なく、ほとんど口にしない私でしたが生前母が漬けていたぬか漬けの味を思い出しました。
母のぬか漬けと、京都のお漬物はサラダ感覚でよく食べていたのを思い出したのです。
そこでファスナービニールに入った冷蔵庫で漬ける、簡単ぬか床を買って来た私は、まずはキュウリとニンジンを入れ、今が旬の新玉ねぎとミニトマトを5個程漬け込んでみました。
漬かるまで3日ほど時間はかかりますが、ぬか漬け新玉ねぎのオニオンスライス、美味しいですよ。そのままでも鰹節をかけても。
そしてミニトマトは酸味がマイルドになって口当たりが良くなります。
もちろん個人の感想ですが。
そして私のぬか漬けデビューのメンバー野菜(キュウリ、ニンジン、新玉ねぎ、ミニトマト)は、今やポテトサラダやマカロニサラダで活躍しています。ポテトサラダに入れる野菜をポテト以外すべてぬか漬にすると、下味をつける必要も無いし、マヨネーズとの親和性もよくとても美味しいです。
かぶと胡瓜、ミニトマトなどの
ぬか漬けサラダ
何と言っても、ただ生野菜を食べるより強い乳酸菌の力と「ぬか」の持つ栄養でビタミンミネラル類も増え(ビタミン.E.A,B1,B2,B6,葉酸,ナイアシン…カルシウム,リン,鉄など)効率よく栄養摂取できるのです。
また「ぬか」の持つ脂肪酸は血流を良くし、白米に不足しているアミノ酸のリシンを補うことでたんぱく質としてのバランスを良くするといった、いいことずくめです。
詳しくは下記にて参照してください。
自分でぬか漬けを作り始めて思いのほか美味しかったのが、新玉ねぎの他にパプリカやカラーピーマン。パプリカは肉厚なので食べ頃まで3日程かかりますが、カラーピーマンはキュウリと同じくらいの時間で美味しく漬かります。アボカドは、好き嫌いがあると思います。私は、NGでした。あと、セロリは生よりすごく好きです。
最近の私は、野菜サラダといえばレタスやルッコラなどの葉物以外はすべてぬか漬けを使い、ドレッシングは使わず亜麻仁油(オメガ3)を少量かけています。
但し、いくら身体にいいとはいえ、塩分の取り過ぎには注意しませんとね。
そのへんは、ご自分の身体と相談して、毎日の腸活のために日本人の腸に馴染み深く、強い力の植物性乳酸菌を積極的に摂取してみては、いかがでしょうか。
余談ですが、スーパーなどで売っているぬか漬けは、「ぬかまぶし」と呼ばれる物で防腐剤が使われているものも多く、調味してぬかをまぶしているだけだそうです。ちゃんとした漬物専門店や町の八百屋さんで売られている本物の方がぬか漬けパワーにあやかれます。
また、ぬか漬けを好きでないとか塩分制限なさっている方は、手前味噌になりますが当クリニックが開発に携わった免疫サプリメント【サイモプラス+】をお勧めします。
粉末で飲みやすく、バイオジェニックス(乳酸菌生産物質)の力で直接的に腸管免疫にアプローチします。
それでは皆様、腸内環境を整えて生き生きとした毎日を送りましょう。
オクラのぬか漬け、
ぬか漬け新玉ねぎのスライス 小鉢