ショウジョウバエとヒトの遺伝子は60%同じ?!
という話を小耳にはさみました。
え〜!そんなにハエと人間って近いのかしら?と、興味を持って調べてみたら、なんとバナナのDNAまで60%ヒトと同じですって。ちょっとビックリですよね。牛が80%でネズミが85%、猫に至っては90%もです。猫と人間が、そんなに近いとは思いませんでした。そして、今生きている動物の中で一番ヒトに近いのは、チンパンジーの遺伝子で96%も類似しているそうです。わずか4%の違いが、チンパンジーと私たちの違いだったんですね…。
遺伝子の4%の違いでこんなに隔たりがあるって、なんだかすごいですよね。
でも私たちヒト同士の違い、性別や顔立ち、背格好や目や髪の色など全て、たった0.1%の違いにすぎないそうです。つまり私たちは、隣の人と99.9%遺伝子的には同じだということです。そう考えるとハエやバナナと60%遺伝子が一緒でも、そんなものかと思えて来ました。
ここでDNAと遺伝子と染色体、そしてゲノムの関係について整理してみました。この辺りの知識が、何となくモヤっとしていましたので。
生物の細胞内にある核の中に染色体があり、
ヒストンというタンパク質にぐるぐるに巻かれた紐のような、二重らせん構造のDNAで出来ています。そのDNAの所々に遺伝子があるのです。そしてその全ての遺伝情報の事を、ゲノムというそうです。
2003年にヒトのDNAを構成するすべての塩基配列が解読されたことで、ますますヒト遺伝子の事が分かって来ています。病気の事など医療分野においても、遺伝子治療が主流になっていく事でしょう。
これからもDNA、遺伝子、ゲノム等のワードに目が離せませんね!