バナナ大好き 3
バナナと免疫
バナナが免疫系に、いかに良い食物だというところにやっと辿り着きました。
前回のバナナの栄養の話で、お分かりの方も多いと思いますが、バナナはあらゆる側面から見て、免疫細胞を活性化するために必要な栄養を含んでいます。
例えば、免疫細胞に必要なエネルギー源となる糖質や、タンパク質の代謝に必要なビタミンB6やビオチンが多く含まれています。
ビタミンB6は免疫細胞の活性化に必要なサイトカイン(生理活性物質)の分泌に関わり、ビオチンは細菌やウイルスが侵入して起こる炎症を抑える物質の生成に関わります。
また免疫力の維持に欠かせない抗酸化物質のビタミンC、ビタミンEやβカロテンやポリフェノールもたくさん含んでいます。
そしてバナナには、食物繊維とオリゴ糖がたっぷり含まれています。
体内の免疫細胞の約70%が腸内にいると言われています。その腸内環境を良くするには、便秘をしない事と善玉菌がバランス良く働けている事です。
便秘解消のための食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があり、バナナにはどちらもバランス良く含まれています。
オリゴ糖は腸内の善玉菌の餌となり、善玉菌が元気に働いてくれると、免疫細胞が活性しやすくなります。
またバナナには、免疫ビタミンと言われているLAPが多く含まれていて、マクロファージを活性化します。
左の図は、果物に於けるマウスの実験で、白血球が活性化したのを表したものです。リンゴも高値を示していますが、やはりバナナが一番ですね。
最後にバナナは、熟れてシュガースポット(茶色の班)が出ている方が、免疫効果が高いと言われています。
さあ、バナナを食べて免疫力を上げて、元気に過していきましょう!