血液の「サラサラ」について ~血液顕微鏡検査からみた実像~
ライブで血球の状態を観察すると、生化学的検査の数値だけでは、計り知れない部分を見つけることができ、食事や睡眠、ストレスがどのように影響するのかをリアルにみることができます。∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
そんな中で気付いたことなどブログの中でお伝えできればと思っています
今日は血液の「サラサラ」についてです
血液サラサラというと、血球検査でみると赤血球が1つ1つ離れている状態をいいます。
偏った食事、アルコールの過剰摂取、処方薬や添加物、喫煙などの影響があるとレモン型に変形した赤血球の連結に始まり、コインが連なったように見える連銭型から凝集(凝結)へと移行し、血液が固まりドロドロ血となり、組織への酸素運搬が困難となります。
脳卒中や心筋梗塞などの持病をお持ちの方は、ワーファリンなど抗凝固剤を服用していることが多いのですが、これは一般の方には「血液をサラサラにする薬」として知られています。
ワーファリンはどのように血液をサラサラにしているのでしょうか?
ワーファリンの作用機序は、ビタミンKを必要とする血液凝固因子に作用して、血をかたまりにくくする、というものです。
かたまりにくいので、確かに血液はサラサラしてみえます。しかし、顕微鏡で血液の状態をみてみると、赤血球は連銭している患者さんが意外に多くみつかりました。
重なりあう赤血球
作用機序を考えればわからなくもないですね。
サラサラに見えてもメカニズムが違うということが、ライブの血液検査ではよくわかります。
ワーファリンを飲んでいらっしゃる方は、ワーファリンを飲んでいるから大丈夫と、安心はできないようです。
一度、毎日の食事、生活習慣の見直しが必要かもしれません。
ワーファリンに限らず、投薬をうけていらっしゃる方や上記にあてはまる方は血球がくっつきやすくなってしまいます。
ご自分の血球の状態はどうなのだろう と、気になる方はぜひ芝浦ゲートウェイクリニック
TEL: 0343547789 へご相談下さい。
お待ちしております