引越しと断捨離
つい最近引っ越ししました。
筆者のプライベートな内容で恐縮ですが、皆さまにも思い当たる節があるのではないかと思い、私のぼやき、つぶやきを聞いて頂く事にしました。
引越しにあたり、物を整理して捨てなければ…そう、断捨離です。と、ここで気楽に「断捨離」と言ってみたもの、本当の意味は考えたことが無かった事に気づきました。
「断捨離」とは、沖正弘(日本にヨーガを広めた草分け的な指導者)の著書に出て来る言葉を、作家のやましたひでこが、不要な物を減らし、生活に調和をもたらそうとする思想として、提唱したのだそうです。
「断捨離」のそれぞれの文字には、ヨーガの行法である断行(だんぎょう)捨行(しゃぎょう)離行(りぎょう)に対応して、
- 断:新たに手に入りそうな不要な物を断る
- 捨:家にずっとある不要な物を捨てる
- 離:物への執着から離れる
というしっかりした意味があり、「断捨離」とは、不要な物を「断ち」「捨て」、物への執着から「離れる」ことにより、「もったいない」という固定観念に凝り固まってしまった心を開放して、身軽で快適な生活と人生を手に入れようとする思想らしいです。
ただのお片付けとは、わけが違うのですね。
しかし、「断捨離」という高尚なことでなくても、要らない物、使わない物、着られない物は、捨てて行かねばなりません。とにかく捨てて捨てて、捨てまっくったつもりでしたが、引越しの当日が来てしまい、新居に持ち込んでまでの捨てる作業は続いています。
いやはや、21年間の生活の中で溜に溜めた物の、何と多い事でしょう…こんなに沢山の不用な物と一緒に暮らしていたのかと思うと、21年間の垢が溜まっていたような気持ちになって、ため息が出ました。それでもまだ、あまり着ないのに大切にしているカシミアのコートとか、戴き物のシャンパングラスなどの高価な品々は、どうしたものかと思案中で、「もったいない」から開放されないでいます。
まだまだ私には、本当の意味での「断捨離」は出来そうもありません。
皆さんは如何ですか?お片付け得意ですか?「断捨離」出来てますか?
物が少なくなってスッキリしたら、さぞ気持ちがいいことでしょうけどね…
2025年9月 スタッフ 高橋









